コンクリートのひび割れ画像解析技術

t.WAVE

NETIS登録番号:KK-240060-A

コンクリートのひび割れをデジタル画像からAIで自動検出
幅や長さも高精度に評価できる『t.WAVE ®(ティー・ドット・ウェーブ)』

技術の特徴

本技術は、撮影画像からひび割れをAIにより自動検出してひび割れ検出画像を出力する工程と、ひび割れ検出画像をウェーブレット変換してひび割れの幅や長さを評価する工程、およびひび割れの幅ごとに長さを集計処理する工程で構成されています。

技術1AIによるひび割れ自動検出技術

ドローンに搭載されたデジタルカメラや三脚に固定したデジタル一眼レフカメラで撮影した画像から、AIによりひび割れを自動的に検出することが可能です。デジタル画像上でのひび割れの検出に要する時間は、人が画像上でトレースする場合に比べて1/15に削減できます。また、撮影画像の画質や検出したい最小ひび割れ幅にもよりますが、ひび割れの検出率は70~90%程度と高いです。

技術2ウェーブレット変換によるひび割れ幅・長さの定量評価技術

ウェーブレット変換を日本で初めてひび割れ画像解析に活用しました。ウェーブレット変換は、画像内の線状の特徴量の評価に適した画像解析技術で、t.WAVEではひび割れの幅や長さを撮影画像の1画素ごとに算出できます。

実績・実例

橋梁やトンネルなどさまざまなコンクリート構造物のひび割れ点検に活用

これまでに、橋梁や高架橋の橋脚や床版、トンネルの覆工、ボックスカルバートの壁や床版、建築物の外壁など、コンクリート構造物でひび割れの点検に活用されています。

適用実績

適用面積 :約200,000m2
適用箇所数:約110箇所

(2024年8月末現在)

技術資料ページ「大成建設」ウェブサイト> 「t.WAVE」 の資料はこちらから>

【問い合わせ先】

成和コンサルタント(株):t.wave@seiwac.jp

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